緑深き山々と対峙し、静まった川の流れに耳を澄ましてみる。

素朴な風景に静逸な懐かしさを覚える。

生命の気配。

描くほとけの名は無量童子。

やさしく微笑むほとけの表情にはこの地の空気がよく似合う。

込められた思いが聞こえてくるようだ。

山間に見えるこの風景の一片でありたい。そして心の奥にあるやすらぎでありたい、と。

ほとけの世界は誰にも見えない。

色も音も形もない。

その広大無辺の世界を見つめることは自問自答するごく平凡な作業の繰り返し。

筆がためらいを持たず迷いなく進む時、格別の気分に浸り、そんな一瞬に触れた気がする。

失われつつある本来の自然意識を取りもどしたいと願っているひとりである。

創作活動を通して、世間に触れ、また声が聞こえるありがたさを、今ひしひしと感じている。

心にまっすぐ響く書画に辿りつくには、まだ時間がかかる。

いったいいつになるだろうか?

これからも無量童子にこだわって和紙と墨に向かい合おう。

そう自問自答の作業を続けながら。

そして己の心に手を合わせて。

額入り

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